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ちょうど1年ぶりに常総線にやってきました。今回の目的は何と言っても
昨秋から運転を開始したキハ5000形。新型のコモンレールディーゼルエン
ジンである新潟6H13CREを搭載し、台車も新潟製に一新したキハ5000形は
これまでのキハ2100/2200・キハ2300/2400シリーズと一線を画した気動車
であり、その乗り味に大いなる関心を抱いていました。
※常総線の取手〜下館間の列車の多くが水海道乗換えとなっています。
※( )で記した列番の編成は、乗換を伴う列車の下館〜水海道の編成です。
※また、以下に記す列車番号は土休日ダイヤのものです。
・関東鉄道常総線(1/2)
←下館 取手→
155レ:キハ2309(乗)+キハ2310
157レ:キハ2301+キハ2302
↑都心から僅か1時間でこの光景、胸が高鳴る。
左 155レ:キハ2310ほか、右 157レ:キハ2302ほか 取手(19:20)
↑211系電車を思わせるキハ2300形の客室
157レ:キハ2301 取手(19:18)
・関東鉄道常総線(1/3)
←下館 取手→
4レ :キハ2204☆(乗)
7レ :キハ2301+キハ2302(乗)
(7レ) :キハ2201(乗)
9レ :キハ2204☆
10レ :キハ2301+キハ2302
(12レ) :キハ2406
(14レ) :キハ2401
(11レ) :キハ2401
18レ :キハ2203
20レ快:キハ2303(乗)+キハ2304
21レ :キハ2203
15レ :キハ2111+キハ2112
(15レ) :キハ102(乗)
17レ :キハ2301+キハ2302
19レ :キハ2309+キハ2310
(19レ) :キハ2404
24レ :キハ2403(乗)
31レ :キハ2111+キハ2112(乗)
34レ :キハ2109+キハ2110
38レ :キハ2303+キハ2304
(40レ) :キハ2401
40レ :キハ2111+キハ2112
33レ :キハ2202
35レ :キハ2109+キハ2110
(35レ):キハ2401
37レ :キハ2301+キハ2302
39レ :キハ2309+キハ2310
41レ :キハ2307+キハ2308
(41レ) :キハ2402
42レ :キハ2109+キハ2110
43レ :キハ2103+キハ2104
44レ :キハ2301+キハ2302
45レ :キハ2303+キハ2304(乗)
46レ :キハ102(乗)
47レ :キハ102(乗)
48レ :キハ2307+キハ2308
54レ :キハ2203☆
(56レ) :キハ2403
58レ快:キハ2202☆
(62レ) :キハ2401
64レ快:キハ2402
72レ :キハ2406
51レ :キハ2404
76レ :キハ102(乗)
(55レ) :キハ101(乗)
78レ :キハ2404
(82レ) :キハ101(乗)
63レ快:キハ2402
(65レ) :キハ2403
71レ :キハ2401
(75レ) :キハ2204
82レ :キハ2105+キハ2106(乗)
77レ :キハ2201☆
81レ :キハ2404
83レ :キハ2202☆
85レ :キハ2107+キハ2108
87レ:キハ2307+キハ2308
# 快=快速列車
# ☆=守谷以南、取手まで乗り入れる単行列車
昨年は筑波山に登った関係で、早朝と昼過ぎに常総線に乗っただけ
でしたが、今年は「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」を購入
して、始発から13時過ぎまで腰を据えて乗ってみました。
休日ということもあり、やってくるのはキハ2100/2200・キハ2300/
2400シリーズばかり。水海道以北を1往復すればキハ5000に当たると
読んでいたのですが、なかなかうまくいきません。キハ2200・2400
だけでも10両あるので難しいかな、と思って明るくなった水海道基地
を眺めると、キハ5000形が2両とも機関停止の状態で留置中。結局この
2両は、昼過ぎまで動くことはありませんでした。
キハ5000形の代わりに私を楽しませてくれたのは、元国鉄キハ30形
であるキハ101,102。この日は2両ともに守谷以北の単行運用に入って
いました。
何度見ても興味を惹かれる外吊戸。天井のグロベン。ペンキ塗りの
天井。1960年代の通勤列車の匂いが漂ってきます。エンジンはDMF13HZ
に換装されているものの、走り出せば明らかに他車と異なる重々しい
唸り。DT22/TR51の乗り心地にも懐かしさを感じます。
快晴の空の下、筑波山を眺めながら、田園地帯を快走。下妻以北では
ローカル色は一層濃くなります。雑木林を抜け、畑を横切り、農家の庭
先をかすめて走るキハ100形。外から見たら本当に絵になる光景だと思い
ます。行く手に雪を抱いた日光の山々が現れると下館に到着。何十年前
か前にタイムスリップしたような素敵な旅でした。
↑キハ102は取手方が前位で下館方が後位(検査表記が見える)
左(41レ):キハ2402、中 46レ:キハ102、右 39レ:キハ2310ほか
水海道(9:02)
↑キハ102は常総筑波鉄道色を纏う
47レ:キハ102 下妻(10:21)
↑(15レ):キハ102の客室 水海道(7:00)
寒色系の内装が1960年代の通勤列車を象徴しているが、
戸袋がないため視野が広くて意外と明るい。
↑キハ2301(手前)+キハ2302編成は「全労災」の側面ラッピング車
44レ:キハ2301ほか 水海道(8:55)
↑下館駅で首都圏色の気動車を見ると、真岡線の車両かと錯覚しそう
左(55レ):キハ101、右 78レ:キハ2404 下館(11:24)
↑キハ101は取手方が後位で下館方が前位(検査表記が見えない)
左(82レ):キハ101、右 82レ:キハ2105ほか 水海道(12:38)
↑(82レ):キハ101の客室 下館(11:30)
最近まで常磐線などで活躍していた403系電車を思わせる
雰囲気だが、天井のペンキが真新しく清潔感が漂う。
↑(82レ):キハ101の運転席まわり(取手方)
ワンマン化に際し乗務員室仕切戸・仕切壁と1/4位側の座席
が撤去され、運賃箱・整理券発行機等が置かれた 下館(11:30)
↑(82レ):キハ101のグロペン 下館(11:39)
大分で慣れ親しんだ423系電車のようで懐かしい
・キハ101、102の経歴
キハ101:JR九州キハ30 55→関東鉄道キハ306→同キハ101
キハ102:JR九州キハ30 96→関東鉄道キハ3013→同キハ102
# 1/11 追記
▼ ひらどさん[42825]
> 小学生だった私がなにげなく撮った1枚に写っている車が、JRに引き
> 継がれた後に関鉄に売却され、いまだに現役で、大分のクライマー
> さんに愛でてもらうって(爆、すごいなぁ。
関鉄のキハ101,102からは国鉄時代の雰囲気が十分に伝わってきます。
私は九州のキハ30/35/36に乗ったことはないのですが、キハ101.102に
乗ると、同じ時代の九州を走ってきたキハ45やキハ53、キハ52などの
息遣いを感じ取ることができました。
キハ101,102はあの時代を駆け抜けた気動車として、わざわざでも
乗りに行く価値のある車両だと思いました。
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