日本国有鉄道キハ52121→フィリピン国鉄KIHA52121


米坂線1129D キハ52121+キハ47187 小国-越後金丸 2006/4/29
Nikon F5 AF-S Nikkor ED 300mm F4D f5.6 1/400 RDPIII


フィリピン国鉄Tutubanに留置中の(手前から)キハ52121+キハ52102+キハ52120 2012/1/14

フィリピン国鉄T-815列車脱線の巻

真夜中に駅間の暗闇でふつーに停車。
大きなカントが付いたカーブの途中で平衡感覚が気持ち悪かったのですが、「故障か?まぁそのうち動くだろう」と一眠り。
気が付いたらまだ停まっていて、夜が静かに明け始めており、目の前には朝焼けの海が広がっていました。
横の国道を走る長距離トラックからは運ちゃんがこちらを物珍しげに眺めていきます。
機関はずっと回ったままだったのですが一向に動く気配がなく、説明もされないので、停まっている理由を探りに乗務員室扉から外へ出てみると・・・
ありゃまあ! 後ろの2両(2両目の後寄り2軸と3両目の全軸)が脱線しとるやないか!
場所はPLARIDEL駅を出てすぐのところ。駅の分岐器がうまく切り替わってなかったのが原因のようで、
付近の住民たちが土に埋もれた転轍機のアーム部をバールやスコップでほじくり出していました。
乗務員さんたちはなすすべなく防波堤に座って休憩中。(^^;;


のんきなドキンちゃんバーガーの看板が笑える。

車内は静かなもので、ほとんどの乗客は寝たたままで、起きている人は何するともなく窓の外を眺めたり、怒り出す人なんていません。
フィリピンの長距離列車の遅れは当たり前なので、現地の人はこれがふつーだと思っているんでしょうね。
そのうちマニラ方からパーフォ〜パーフォ〜と警笛が聞こえてきて、どこからやって来たのやら救援機関車が到着。
機関車は大きく傾いた最後尾のKIHA52121を連結し、脱線したままの編成を力任せにブリブリブリと引っ張り始めました。



乗客は脱線した車両に当たり前に乗車したままで、「これはおもしろ体験!」とKIHA52120に飛び乗り!
痩せた道床の枕木上を走る鉄道車両の乗り心地はドン!ドン!ドン!って天井まで突き上げられる感じで凄かったです。
強引に機関車で引っ張ってどうやって復線させるのかと思いきや、KIHA52121は原因となった分岐器を乗り越えるときに自然と復線。


中間のKIHA52120の台車のところにはこんな秘密兵器が置かれていて、これを乗り越えるときに復線したようです。
#Nゲージみたいや(^^;;


復線完了後、機関車は何の名残惜しさもエールも見せず、ちゃっちゃと戻っていきました。(機関車がやってきてから帰るまでわずか20分)
まだ外で写真を撮っていると、ゴーニの運転士と鉄道警察官から「出発するぞー!」と大声で呼ばれ、
こちらもカラ吹かしでエア貯め後すぐに運転を再開。200km先のLigaoを目指して怒涛の走りが開始されました。

T-815“Mayon Limited Ordinary” KIHA52102(乗)+KIHA52120+KIHA52121 Plaridel-Gumaca  2012/7/27


リガオの少女
KIHA52121 T-816“Mayon Limited Ordinary” Ligao 2012/7/27


T-816“Mayon Limited Ordinary” KIHA52121+KIHA52120+KIHA52102 Hondagua 2012/7/28


KIHA52121の客室 T-816“Mayon Limited Ordinary” 2012/7/28


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